ネットで話題になっている、伝説のメガネ屋とも言われる「メガネのとよふく」をご存知でしょうか。
そのメガネは、他のメガネ屋のそれとは全く次元の違うものらしく、
予約で数ヶ月待ち。
ここのメガネが他店のものとどう違うのかというと、
世界がまるで違って見える、すごく立体的に見える感じ
だと言います。
デスクワークで目を酷使していて、ちょうど目のケアを考えている中で、このメガネのとよふくを見つけました。
少し気になったので、調べてみました。
目次(好きな章に飛べます)
メガネのとよふくに電話
「眼鏡のとよふく」は千葉県のJR佐倉駅前にあります。
早速「眼鏡のとよふく」に電話。
数コールでつながる。
電話先の方は、穏やかな感じのご高齢のような方のお声でした。
早速、予約が取れるか聞いてみました。
なんと噂通りの激混みで、平日でも初回の検査で2か月以上も先しか取れないようです。
予約が取れない残念な気分と、「ウワサ通りだ、すごいな」という期待感が同時に湧いていました。
眼鏡屋「ところでご予約の前に、少し15分ほどお話をお伺いしてもよろしいでしょうか」
ぼく「あ、はい(予約だけなのに、15分も??)」
15分も事前質問があることに驚きましたが、とてもご丁寧な雰囲気でしたし、とにかくこの時点でぼくは予約したい感MAXになっていたので、ぜひぜひという感じで言われた通りに質問に答えていきました。
今コンタクトレンズを使っているか。
眼鏡はどのように使用しているか。
視力やコンタクトの度数は?
なぜ眼鏡を作り直したいのか。
そもそもなぜ眼鏡が欲しいのか。
とよふくからの質問は、だいたいこのような内容だったと思います。
予約は結局しなかった
そして結局、私は予約はしませんでした。
というか予約できませんでした。
理由を書いておきます。
どうやら「とよふくの眼鏡」は、コンタクトレンズとの併用は想定していないようです。
つまりとよふくの眼鏡を買うのであれば「コンタクトレンズを止める」という覚悟が必要なんです。
さらには
眼鏡屋「半年ほど眼鏡のみの生活をして初めて、検査が可能です」。
つまり今日の時点でぼくはコンタクト愛用者(夜だけ眼鏡)なので、そもそも検査が無理だということなんです。
「コンタクトレンズとの併用であれば、今持っている眼鏡でも良いかもしれない」
(このあたりは、ニュアンスがやや曖昧ですが、このようなことを仰っていたような気がします)
特に興味をそそられたのは
眼鏡屋「よく見えることを目指しているわけではないので、もしかしたらあなたの用途に合わないかもしれません」
(これはどういうことだろう?)
お聞きしたところ、眼鏡だけど単に視力をあげて見えるようにするものではなく、「目の本来の見え方をサポートする」みたいなニュアンスでした。
ぼく自身、完全にこの内容を理解できていないのですが、「目の本来の見え方」にとても興味が湧きます。
他のクチコミでも
”目を開けた時、小さい頃に見えていたような立体感がそこにあった。「こんな風に見えていたっけ」と思い出し、自然に涙がこみ上げてきた”
というコメントを見たことがありますが、これが「目の本来の見え方」ということなんでしょうか。
興味あります!
しかしながらぼくとしては、この体験をするには、まずはコンタクトをやめる必要があります。
”ある程度しっかりした眼鏡屋”でメインの眼鏡を作り、半年ないしは1年くらい眼鏡生活をした後で、
眼鏡屋「それでもまだ興味があれば来てくださいね」
と言われ、電話を切りました。
ぼくは非常に感動していました。
予約しなければ眼鏡のとよふく自体には何の利益にもならないのに、電話とはいえ丁寧にカウンセリングをしていただき、その後もメガネとコンタクトについてアドバイスや無料のご相談にのっていただきました。
それもみっちり15分以上。
とても親切ですよね。
かつ押し売りや「ぜひ予約をしてください」という圧力的な対応も一切ありませんでした。
何だか申し訳ないというか、有難いというか。
不思議なお店だなあと思いました。
とにかく、半年はコンタクトレンズ不使用期間を設けなければならないので、今回は予約ができなかったという次第です。
いいメガネとは「しっかりしたメガネをすぐに作りたいとき」

ところで眼鏡のとよふくが言う「しっかりした眼鏡屋」ってどこなんでしょうか。
これについても聞いてみたところ、日眼連という組織に加盟しているお店であれば、まともな眼鏡を作れるお店だということです。
このページに、加盟している店が掲載されているので、参考にしてみてください。
眼鏡のとよふくに言わせれば「眼鏡を作るには度数合わせ以外にも、本当に様々や変数や調整がある」ようで、本当は一つの眼鏡を作るのに、かなりの検査や調整が必要なんでしょうね。
巷に溢れている「即日待ち時間無し」で1時間くらいで持って帰れるようなお店は、本当は眼にとって危ないのかもしれません。
”めがねはファッションでもあり、医療器具でもある”
という意味を考えなければならないかもしれませんね。
その後、ぼくはコンタクトレンズをなるべく使わないようにチャレンジしながら、目をいたわる生活を試行錯誤中です。
おわり