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若者はお金の勉強を自分でするしかない(証券会社の店舗閉鎖でわかること)

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日本の大手証券会社である野村證券や大和証券。

メガバンク系の三菱UFJモルガン・スタンレー証券や、SMBC日興証券など。

 

これらの大手証券会社が、リアル店舗の閉鎖を相次いで発表しています。

 

 

最近はマイナス金利の影響とか、Fintech企業が伸びてきたことで証券会社含め、金融業界の業績が悪化していると言われます。

 

「業績悪化で店舗を閉鎖するんだな」と単純に見るのは間違いです。

 

別の理由があります。

これらの影響で、貧富の差はますます拡大する可能性もありますので、ぼくたち一般人も他人事ではありません。

 

 

1.相次ぐ店舗の閉鎖

 

今年の6月には野村證券が20店舗ほどの国内の店舗の閉鎖を発表しています。

8月には三菱UFJモルガン・スタンレー証券も10店舗を閉鎖すると発表しましたね。

 

 

相場環境の悪化や、ネット証券が伸びてきたりしていて、大手証券会社の業績は下降気味です。

 

加えて、金融庁の「顧客本意でビジネスを」と睨みを聞かせていることで、昔ながらの猛烈営業で手数料を稼ぎまくるスタイルが通用しなくなってきました

 

そのような中で、店舗閉鎖です。

駅前の好立地な場所に大きな店舗を構えていた証券会社。

 

「業績不振でついに閉鎖か」

そう見るのは、間違いではないですが、やや安直です。

 

 

2.店舗閉鎖の目的とは

 

業績が悪くなると、どんな業界でもコスト削減をします。金融機関にとっても、店舗を閉鎖することで多少はコスト削減になるでしょう。

 

しかし金融業界の中では、この証券業界の店舗閉鎖は、単なるコスト削減だとは見られていません。

本当の目的は、メリハリです。

 

 

3.証券会社は金持ちに注力する

 

証券会社は、駅前に店舗を構え、来店客に対して運用の相談にのります。

しかし、そもそもフラッと店舗に来る客に、お金持ちはいません。

 

実は、そういう金持ち、富裕層は、証券の営業担当がいるものです。そして、こう行った富裕層の自宅やオフィスへ営業マンが出向くことが大半です。

決して富裕層を店舗に呼びつけたりはしません。

 

店舗をなくすということは、担当がついていない富裕層以外の相談場所がなくなるということです。

 

 

そして、証券会社は、200万縁や300万円しか持っていない小口客へ体力を使うことをやめて、3000万円や1億円運用してくれる金持ちに、営業力を集中させます。

これが「メリハリ」です。

 

若者や小口客は、もはやプロから相手にされなくなっていきます。プロに相談できないので、自分自身で勉強するしかなくなるんです。

 

 

4.相談なんて不要か?

 

株や投資信託は、もはや証券会社にいかなくてもネットで買えますし、楽天証券やSBI証券などオンライン証券は非常に使いやすいいですよね。

証券会社の営業マンになんか、相談に乗ってもらわなくても大丈夫な時代ですよね??

 

そう異論がある方もいらっしゃるでしょう。

 

 

ただし、使いやすいとか、ネットでワンクリックで買えるとかいうことと、適切な運用ができるかは別です。

金融はそこまで簡単な世界ではありません。

 

多くの人は楽天証券で、訳も分からず「売れ筋」とか「人気ランキング1位」のようなものを、単にクリックしているだけでしょう。

 

パソコンは人気ランキング上位を買っておけば、そんなに失敗することもないでしょう。

でも、投資信託や株は、人気ランキング上位を買っておけば必ず儲かるというものでもないです。

 

再度言いますが、金融はそこまで簡単でも、甘い世界でもないです。

単に「買える」ということと、きちんと運用ができるということはまるで違います

 

 

その意味で、誰かにアドバイスをもらうという機会は、それなりに有益だったはずです。しかし、店舗の閉鎖が進むと、こういうアドバイスはお金がない人は受けられなくなっていきます。

とくに若い世代は、貯金も資産もないですから、自分で勉強していくいしかなくなります。

 

格差は広がりますね。

 

 

まあ、もちろん証券会社からあアドバイスを受ければ儲かるとも限らないのですが。

とは言え、売れ筋をクリックして、短期的に儲かっても、それは再現性もないので、資産運用力とは言えません。

 

自分で勉強し、自分で知識をつけていくしかない時代が来ようとしています。

 

終わり

 

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ぶるぶる

金融やお金、ポイントやお得な情報を発信しています。 金融庁勤務の経験があり、現在は外資系企業に勤務しながら、金融やお金について日々研究しています。 お金に対する若者の不安を取り除き、日本を活性化させることが目標です。 ぶるぶると言う名前は、単に青色(ブルー)が好きだから。

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