飛行機の乗り継ぎがある場合、かつその待ち時間が3時間以上もあるケースでは、待ち時間をどのようにつぶすのか意外に困りませんか。

国際線の乗り継ぎなんだけど、次の便まで4時間あるな。
外に出るほどではないけど、待合いロビーは混んでいるし、居眠りなんてしたら防犯上も怖いな。
ゆっくりできる場所はないものか
というケースには、空港のラウンジに行きましょう。
ラウンジの快適さはすごいですよ。
ラウンジは、金持ちやセレブ感のあるイメージをお持ちの方も多いですが、意外に大したハードルではありません。
海外旅行や国内旅行を含め、頻繁に飛行機に乗る方は、真剣におすすめです。
本記事では、ラウンジという空間の利便性と、おすすめの利用方法についてまとめています。
どうぞご覧下さい。
参考記事
目次(好きな章に飛べます)
1.飛行機の乗り継ぎの待ち時間が長い場合はラウンジが快適
飛行機の乗り継ぎをトランジットということもありますが、トランジット間の待ち時間は、海外旅行などのシーンで下手をすれば4時間5時間という長さになることも。
待合いロビーは人でごった替えしています。「席を見つけるのも一苦労」なんて経験、皆さんもありませんか??
飛行機での移動も、意外に体力は使うものですよね。海外旅行であれば、時差で頭がぼーっとしていたりします。
こんな状況で、待ち時間が長いと、自然とウトウトしてしまうことも。
国内ならまだいいですが、海外でしたら空港内とは言っても、置き引きやスリなどには細心の注意を払いたいものです。よって、あまりリラックスして居眠りすることも難しい。
そんなとき、ラウンジの利用がおすすめです。
2.ラウンジとは

ラウンジは、一般のロビーとは違う「高級待合室」だと考えてください。
例えばファーストクラスの乗客や、クレジットカードの高級会員しか入れないような待合室です。
たまに、料金を払えば入れるところもあります。
できること、サービス、室内に雰囲気は以下のような感じ。
ポイント
- 飲み物が自由に飲める
- 軽食が自由に食べられる
- スイーツが用意されていることもある
- Wifi使い放題
- 椅子が高級でくつろげる
- 静か
- 充電ができる
- テーブルなどでPC作業ができる
- 専用のトイレがあることが多い
- アルコールも飲めることが多い
- シャワールームがあることがある
- マッサージチェアーがあることがある
- コピーやFAXができるところもある
上記で挙げたすべてが、すべてのラウンジで可能とは言いません。空港や国、ラウンジによって、出来ることは様々です。
ですが、概ね、上に挙げたような内容の7割程度は網羅されていることが多い印象です。
ここまで読んでいただいて、
「なんだ、そんな大したサービスはないですね。正直、ちょっといいファミレスと変わらないのでは??」
と感じられた方もいるのではないでしょうか。
かくいう僕も、ラウンジのイメージって「くつろぎながら、ドリンクがタダで飲める」くらいの場所としか考えていませんでした。
事実、すごい高級料理が食べられるワケでもないですし、充電もロビーで可能。PCだって、ちょっとテーブルがあれば置けますし、ラウンジ内だけしかないものって、そこまでないんです。
そこに行ってじっとしているくらいなら、「空港内のお土産でも見てようかな」と、僕も思っていました。
3.ラウンジの快適さ
ラウンジで出来ることを一つずつ言葉で書いても、その凄さってイマイチだったりします。
しかし、やはり実際に旅行に行き(特に海外)、実際に利用してみると、その利便性・快適さが身にしみて分かるんです。
ゆっくり静かに過ごせる
ラウンジは、だいたい静かです。
もちろん、静まり返っているわけではないですが、一般のロビーにいるよりははるかに静か。
そして、混み合っていることも多くないです。
海外の空港のロビーなんかは、人でごった返しています。

上の写真はトランジットで使ったポーランドのワルシャワ空港内の様子です。
人でごった返していて、座る場所を見つけるのには苦労しました。スペースもないため、床で寝ている家族づれもいたほど。
しかも日本と比べて、やはり騒がしいです。
まず声が大きいですし、人が寝ている横で自由にスマホから音を出して音楽を聴き始める人だって普通にいます。
荷物を持って長時間ウロウロするのも疲れますし、時差で少しぼーっとしているような状況だったりもします。
こういう状況では、体が自然とくつろげる場所を求めるものです。
「少しでも落ち着ける場所を...」
ということで、カフェにでも入ろうとします。

が、上記のように「席、全然空いてないな...」という状態です。
そんな中で、ラウンジはどうでしょうか。

これは、同じワルシャワ空港のラウンジです。
比較的空いていましたし、とても静かで落ち着いた雰囲気です。
どうでしょうか。同じ空港の同じ時間なのに、全然混み具合、違いませんか???
移動続きで疲れていて、喧騒の中から、こう行った落ち着いた空間に入った時の「ホッ」という感じは、大変ありがたいものです。
「ああ、やっと休める...」
別のラウンジもご紹介します。
以下の写真は、成田空港のKALラウンジです。

ガラガラというわけではなく、このくらい人がいることもありますけど、席が見つからないほどではないですね。
wifiが使える
日本だったら、どこの空港にいてもスマホは繋がっていると思いますが、海外ではそういうわけには行きません。
例えば、イモトのwifiなどをレンタルしているとしても、滞在国用にはレンタルしていても、トランジットで数時間滞在するだけの国用には借りていなかったりします。
ラウンジはwifiが自由に使えますので、その点で余計な「通信への心配」をしなくて済みます。
待ち時間が長いと、スマホでも見つつ時間を潰したいところですが、無料で使えるため、通信量を気にする事なくブラウジングが可能です。
たまに、以下のようにPCを自由に使えるラウンジもありますね。

その国特有のドリンクやフード、デザート
ラウンジ内には、たいていドリンクは自由に飲めます。
簡単にフードが食べられるところもありますし、デザートもあったりします。


ここまでは、ガストとなんら変わりはありません。
が、置いてあるドリンク、フード類は、結構その国のカラーが反映したものになっている点がイイんです。
フリードリンクも結構種類が豊富ですし、水なんかもその国で売られているようなものが飲めます。
アルコールはもっと特徴が出ていて、その国のワインが飲めたりするんです。


ヨーロッパだったら、例えばチーズや生ハムなどが堪能できます。
しかも、これが食べ放題ですよ。
食事は結構、国のカラーがラウンジに反映しますから、「ラウンジでプチ観光が出来る」と表現してもいいのではないかと思っています。
少なくとも、ラウンジ内でくつろぎながらその国の特徴を垣間見る体験が可能です。
ロビーで、ペットボトルを飲みながら待っている間には味わえない経験でしょう。
専用のトイレがある
ラウンジ内に、専用のトイレがあることが多いですね。
これって、地味にありがたくないでしょうか。
ロビーのトイレは、特に女性は混んでいますし、場所によってはすごく歩いてトイレまで移動しないといけないケースも。
ラウンジのトイレは、本当に空いています。
また清掃も行き届いていて、綺麗なんです。

以上、ラウンジがいかに快適かについてご紹介しました。
特に疲れている際には、思っている以上に絶大な「ありがたさ」を感じるので、是非とも一度ご検討ください。
4.ラウンジを使うには
では、ラウンジを使うにはどうすればいいでしょうか。
主には、ファーストクラスに乗るとか、年会費の高い高級なクレジットカードを作るとかが考えられます。
しかし、一番お得で、手軽なのは、プライオリティパスというものを持っていること。

プライオリティパスは、(上のHP写真にもある通り)世界500都市1200か所以上の空港ラウンジを、パスを見せるだけで使うことが可能になります。
僕も実際に入手しました。
これです。

このプライオリティパスは3つのグレードがありまして、それぞれ年会費が違います。
- スタンダード会員 Standard Membership
- スタンダード・プラス会員 Standard Plus Membership
- プレステージ会員 Prestige Membership

一番安いスタンダード会員は、都度都度料金を払わないといけないので、あまり意味がないと思います。
使うなら、スタンダード・プラス会員か、プレステージ会員。
「10回も行かないかな...」という方は、スタンダード・プラス会員で十分かもしれません。
スタンダード・プラス会員は、年会費299ドル必要です。
1ドル110円で換算すると32,890円です。
「...」
「ちょっと高いな」
そう感じられたと思います。
そうですよね。
海外旅行や、飛行機に乗るチャンス。
年にそう何回も行くものじゃないですよね。
年会費3万円超えは、いくらラウンジが快適でも、見合っているとは言えません。
多分、僕も作りません。
しかし、プライオリティパスをゲットする方法は、直接申し込みでない、別のお得な方法があるんです。
それは、楽天プレミアムカードというクレジットカードを作ること。
楽天プレミアムカードの年会費は10,800円なのですが、このカードを作っておくだけで、プライオリティパスの一番上のグレードであるプレステージ会員が無料で作れるんです。
楽天プレミアムカードの年会費は10,800円を払うだけで、プレステージ会員の年会費429ドル(47,190円)がタダになる、という意味の分からないオマケがつきます。
僕は楽天ブラックカードを所有していたので、このプライオリティパスを申し込み、持っているという次第です。
ポイント
楽天プレミアムカード(年会費10,800円)を持って行くだけで、プライオリティパス最上位会員(年会費429ドル)に無料でなれる