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【金融知識で自分の身を守る方法】かんぽ生命の不正営業から考える

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かんぽ生命の不適切な営業が話題になっていますよね。

厳しいノルマが社員を過度な勧誘に走らせてしまい、保険の販売に際して様々な不正行為が行われていたというものです。

 

かんぽ生命などの保険業界以上に、個人でも金融知識が必要なのが証券業界です。

株や投資信託など、営業マンの言われるままに手続きをしていれば、必ず儲かるものではありませんし、より大きな損失を抱えてしまうリスクのある分野です。

 

ぶるぶると言います。金融業界に長く在籍し、金融やマネーの研究をしながらお役立ち情報を発信しています。

 

金融業界の人間から見て、こういったセールスなどから自分の身を守る方法はただ一つです。

 

 

1.証券業界の猛烈営業

特にノルマが厳しいことで知られるのが証券業界。

各種メディアが「猛烈営業」と表現する野村証券は、高すぎる営業目標を与えられ、それを死に物狂いで達成してきました。

あまりに強力な営業力から「ノルマ証券」などと揶揄されることもあります。

 

 

最大手の野村証券だけではなく、業界全体としても高い目標を掲げてノルマ達成に向けて邁進していたのですが、近頃はこの動向に転機が訪れています。

 

 

証券会社の激しいノルマに振り回されるのは、個人の投資家や一般リテール層。

投資信託や株を無理やり買わされては、値上がりしてもいないのに、高い手数料だけは取られるという状況も散見されました。

 

こういう状況に待ったをかけたのは金融庁でして、金融機関全体に向けて「真に顧客のためになるような営業をせよ」という司令を出しています。

 

 

2.証券業界で進むノルマ廃止?

 

金融庁の睨みによって、徐々に金融期間の営業スタイルにも変化が起き始めています。

特に最近のとれんどで大きいのは「収益ノルマの廃止」です。よくニュースで目にする方も多いかもしれません。

 

大手の銀行系でもはじまっている流れですが、証券業界でも大手を中心に徐々に開始するところが増えてきました。

証券の中で早かったのは大和証券ですが、野村証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などのメガバンク系証券会社でもはじまっています。

 

 

しかし、本当にノルマはなくなったのでしょうか

ここに大きな誤解があるので、解説させていただきます。

 

 

証券会社の営業目標の体系は、大きく分けて2つ。

証券業界のノルマ

  • いくら手数料をかせぐか
  • 預かり資産額(いくら預けてもらって運用してもらうか)

 

前者の手数料は、前述したように、投資信託や株・債券を買ったときに証券会社に払うものですね。

もう一つは、預かり資産といいまして、やっぱりお客さんを増やして、そのお客さんからお金を預けてもらうことが必要です。そうすれば、運用して手数料を払ってもらえるチャンスも広がりますしね。

 

大きく分けて2つの目標が従来からあるのですが、最近廃止のトレンドとなっているのは、前者の手数料に関するノルマだけです。

 

 

3.ノルマはなくなっていない

 

証券業界では、なくなったノルマは一部です。手数料のノルマはなくなりましたが、預かり資産額を増やすというノルマは無くなっていません

(ちなみに、銀行でも保険でも、このあたりのロジックは同じです)

 

そもそもノルマや目標が全廃されると、ほとんどの人間は仕事をしなくなります。それでは営利企業として機能しなくなるでしょうし、ちょっと現実的ではありません。

 

ですので、預かり資産の目標だけは残っているんです。今後も営業マンは、自分の証券会社に資金を入れてもらえるようなセールスは続くでしょう。

 

 

4.変わった面もある

 

目標やノルマは完全になくなったわけではありません。

とはいえ、変わった面もたくさんあります。

 

証券会社からすれば、業績は手数料から得られる収益で成り立ちます。いくら数億円を証券口座に入気んしてもらい預かり資産が増えても、手数料をもらえなければ、儲けはゼロなんです。

 

よって、預けてもらったお金で、何か投資信託や株を買って運用してもらい、そこで発生する手数料を、当然期待はしているわけです。

 

ただし、営業マンにとっては手数料を払ってもらうために株の購入を勧めるインセンティブはゼロです。それをやっても会社から業績評価されないのですから。

 

手数料の目標があったころには、例えば手数料が高い商品をわざと勧めたり、既存の同じお客さんに何度も短期間に買って売って、また買って、を繰り返していれば手数料は稼げてしまいます。

 

ところが、この手数料目標がなくなったことによって、こういった「稼ぐためだけの行為」がなくなることが考えられます。

 

買って、売ってを繰り返すことを業界では回転売買と表現したりしますが、金融庁はこういう「手数料をとることだけのセールス」を問題視していたので、金融機関はこの金融庁の睨みに一応は応えたという格好であると言えます。

 

 

5.セールスはいい面もある

 

金融業界に限らず、営利企業は結局手数料やマージンを稼がないと潰れます。よって、どんなお店や企業でも販売員や営業マンがいて、セールスはほぼ必ずあります。

 

そうは言っても、セールスを受けるのは嫌ですよね。

アパレルショップに服を見に行くと、店員が寄ってきてあれやこれや説明をされるのですが、僕はこれはあまり好きじゃありません。

 

でも、マイナスばかりでもないです。基本的には嫌ではありますが、話し始めると最近のトレンドだったり、こういう生地で作られているんですよとか、洗濯の仕方とかを教えてくれるので、有益な情報がゼロとまでは言えないです。

 

 

証券会社も一緒で、セールスから役立つ情報をゲットできる可能性はあるんですね。というより金融商品は難しいので、聞かないとわからないことだらけだったりします。

 

金融庁の「老後2,000万円問題」がニュースで騒がれて、急に投資をせねば!と動き出した若者も多いんですが、投資の初心者であれば、何を知っておけばいいのかすら分からないのです。

その商品がリスクがあるかどうか、リターンがどの程度あるのか、どういう時に値下がりするのかさえ判断できません。

多くの初心者は自分が知らないことを知らないので、人がいいと言っている銘柄とか、ランキング1位なんていうもの、または名前がかっこいい投資信託を買うくらいの選択肢しかありません。

 

 

セールスが嫌だといっても、自分が知らない知識を持っているのが営業マンです。自分の金融知識の不足を、営業マンが補ってくれていると考えることもできますよね。

 

逆に、営業マンの言いなりになってしまうと、とんでもない損失を食らってしまうリスクもあります。

営業マンに舐められないために、自分である程度勉強し、身を守ることが必要なんです。

 

 

6.自分で勉強する

セールスを拒むということは、情報を得る機会を失うことだと言えなくもないのです。

そのため、適度に自分で知識をつけておかねばなりません。身を守るために勉強をするべきです。

 

まずは、セールスを受けることのないネット証券から始めてみるのがいいでしょう。

自分で勉強がしやすいネット証券は、ネット証券業界で2位の楽天証券

 

 

楽天証券は、トウシルという投資記事を発信しているメディアを持っていて、これがなかなかの情報量です。

 

 

投資に関する様々なコラムを読むことができますし、世界のマーケットや個別企業のけっさnなどについて動画での解説記事も非常に充実しています。

 

個人的には、投資でうまくいっている投資ブロガーをピックアップし紹介している記事。

こういおう、個人で投資をしている人の記事をよむことで、同じような世代の人が、同じような資金規模でどのように銘柄を選んで投資判断をしているのかがよくわかるんですね。

 

繰り返しますが、自分で勉強する環境がまとめられているので、楽天証券が非常におすすめです。

業界第1位のSBI証券と合わせて、口座の開設をしておくことをおすすめします。

 

 

終わり

 

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ぶるぶる

金融やお金、ポイントやお得な情報を発信しています。 金融庁勤務の経験があり、現在は外資系企業に勤務しながら、金融やお金について日々研究しています。 お金に対する若者の不安を取り除き、日本を活性化させることが目標です。 ぶるぶると言う名前は、単に青色(ブルー)が好きだから。

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