J.Score(ジェイスコア)は消費者ローンの中でも極めて低金利。一般的なカードローンを使うくらいなら、金利や手軽さ、スピードの面でもこちらを使った方がいいです。
AIを使った個人の信用スコアを用いて、借り入れの金利を出すという先進的な借り入れ形態です。
基本的な手続きもスマホ上で出来ます。
実際に使ってみて画期的だと感じましたので、レビューします。
ぶるぶると言います。
金融業界で長く働いており、今でも外資系企業でサラリーマンをしつつ金融関係の情報発信を継続中です。
J.Score(ジェイスコア)は、AIでスコアを判定し、その点数に基づいて融資もするということで、かなり話題になっています。
一番の特徴は圧倒的に安い金利。
そして、スマホだけで借り入れと返済まで完結できますので、従来のカードローンなどと比べても先進的です。
どうぞご覧ください。
目次(好きな章に飛べます)
1.J.Score(ジェイスコア)は金利が低いカードローン


J.Scoreの機能は2つ。
- AIスコア
- AIスコア・レンディング
AIスコア
AIとビッグデータをもとに、個人の社会的なスコアを出してくれます。いろんな質問に答えていくことで、0〜1,000点の範囲で点数がつけられます。
自分が何点くらい取れるのかを確認するだけでも面白いですよ。
AIスコア・レンディング
AIスコアで算出した点数・スコアをもとに、借り入れが可能です。スコアによって、金利と極度額(いくら借りれるか)が変わります。
特徴は圧倒的な低金利
最大の特徴は、金利が極めて低いこと。
Fintech企業として、融資審査に人手をかけていないことが強みなのだと考えられます。
例えば
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J.Score(ジェイスコア)は非常に低いレンジであることがお分かりいただけるでしょう。
基本的に消費者ローンは
- 資金使途の制限なし(何に使ってもいい)
- 担保なし
という借金形態ですが、業界全般を見渡してみても、このレベルで金利が低い借り入れは他に存在しません。
最も低い金利が適用された場合は0.8%。ほぼ住宅ローン並みの金利という、業界でみても異常な金利です。
ちなみに僕の場合、最初に判定した時は880点で5.3%。
最終的には930点で3.9%でした。

極度額その他の条件
その他の条件も確認しておきましょう。

極度額は10〜1,000万円まで。
他のカードローンと遜色ない額ですね(もちろん、極度額は、審査によって変動します)。
2.J.Score(ジェイスコア)の使い方
J.Score(ジェイスコア)の使い方を解説していきます。
実際にスコア判定、借り入れなどをしてみました。
質問に答えるとAIがスコアを判定
質問は150個ほどあります。
簡単な質問ですし、答えないよりは答えた方がスコアがアップしますので、全部答えるべきです。
ちなみに、スコアが600点未満だと借り入れには進めません。
借り入れ希望者は、必ず全ての質問に回答してください。そのほうが点数が上がる可能性が高いですし、金利もある程度下がります。

質問内容は、年収や勤務先、家族構成などの他に、
- 世帯年収
- 持っているクレジットカード
- ATMの利用具合
- 普段の支払いの手段
- 他の借り入れ
- 住宅ローンがあるかどうか
などの金融に関するものから、
- 趣味
- 家の広さ
- 料理やスポーツに関する質問
- タバコやお酒の習慣
なども盛り込まれています。
3.J.Score(ジェイスコア)を実際に利用した感想

では、J.Score(ジェイスコア)を実際に使い、その実感からレビューしていきます。
J.Score(ジェイスコア)の審査の速さ
審査はそこそこ早いです。
スコアはAIが自動で実施しますが、レンディングの審査は人がやっているようです。
土曜日も審査を対応してくれます。
スコアが出ている前提で、そのあとの手続きのフローは以下の写真のように、
審査申込
➡︎仮審査結果+書類提出
➡︎本審査結果+借り入れ申込
の流れで進みます。

レンディング申込から、仮審査の結果までは、おそらく1時間もかからないです。

その後、必要書類を提出し、本審査の結果が出るまで、およそ2時間くらいでしょうか。
しかし迅速に手続きを進めたいなら、書類は用意しておくべきでしょう。
必要だった書類は以下です。
審査に必要な書類
- 本人確認資料(免許証など)
- 健康保険証
- 源泉徴収票など年収が確認できるもの
- (場合によっては)月々の給与明細
転職歴などがある方は、源泉徴収票などでも正確な現年収が分からないので、直近3ヶ月ほどの給与明細を求められるケースがありますので、準備しておくとよいでしょう。
また転職歴などや、不明点があれば担当者から電話で問い合わせが入るケースもあります。
基本的にはスマホのみで手続き
簡単だなと思ったのは、全ての手続きをスマホで完結できること。
免許証などの必要書類さえ揃っていれば、外出する必要もないですし、何かの書類に記入して提出するようなこともありません。
PCがなくても、ややこしい入力作業もないので、とても楽でした。
一般的なカードローンだと、カードが自宅に届くまで満足に利用できなかったりしますので、非常にスピーディー。

4.ステップを解説
ステップは、先ほどご案内したように、スコア判定した後に、3つあります。
借り入れまでのステップ
- 審査申込
- 仮審査結果+書類提出
- 本審査結果+借り入れ申込
審査申込(仮審査の申込)

AIスコアのみに依拠した仮の審査です。
スコア次第で、金利と借り入れ可能額が算出されます。
ただし、これは仮審査であり、この結果はあくまで暫定だと考えてください。(次の本審査で金利条件が変わることもあり得ます)
本審査(仮審査の結果確認と書類提出)
仮審査の条件(金利や利用可能額)が許容できそうであれば、本審査に進みましょう。
なお、本審査次第で、金利が仮審査の時と変化する可能性は十分にあります。
必要書類は、スマホで写真に撮り、アップロードできます。
書類をアップロードすると、本審査が開始されます。

本審査は、問題がなければ1〜2時間程度で終わります。
ちなみに、本審査で合格し、金利が決まっても、絶対に借りなければならないわけではないので、ご安心ください。
契約(本審査結果確認と契約手続き)
本審査の金利と、契約可能額が納得すれば、いよいよ契約に移ります。
必要な設定は4つ。
- 契約額
- レンディング
- 使用する銀行口座
- 返済日
契約額は、本審査ででた契約可能額の範囲で自由に決めてください。
例えば、契約可能額が100万円なら、契約額は50万でもいいし、100万円でも大丈夫です。
一度決めてしまうと、なかなか変えられないので、慎重に決めましょう。どうせなら契約可能額いっぱい契約しておいてもいいでしょう。
契約額は、その額の範囲で、借りたり返したりができる極度額です。
契約と同時に実際に資金を借りたい場合は、レンディング金額を入力します。
例えば10万円、20万円など、契約額の範囲内で決められます。

メモ
- 契約可能額
- 契約額
- レンディング額
の3つの違いを混同しないようにしましょうね。
繰り返しですが、契約額は一度設定すると、上げたくなったらもう一度審査が必要です。
レンディング額は、契約額の範囲内でいつでも借りたり返したりが可能です。
5.返済方法
返済方法は3種類。
返済方法
- 銀行振込で返済
- ペイジーで返済
- 口座振替で返済
口座振替の場合、自分で先ほど選択した振替日に、自動で口座から引き落とされます。
(引き落とされる額は、借りている金額の一部です)
こういう借り入れ自体はしっかり返していれば信用情報に大きな影響はないですが、延滞をしてしまうとダメージは大きいです。
できることなら、返済日を待たずに、余裕があるうちに一回一回返済しておきましょう。
使っている銀行がオンライン口座を使えるなら、ペイジーで返済が便利です。
6.スコアを上げるには
自分が利用した時に、何度か回答を変えて判定してみたところ、以下のことがわかりました。
スコアが大きく変わる項目
やはり、スコアに大きく影響してくるのは年収でした。年収600万円と1,000万円では大きく違います。
また勤務先の会社によっても大きく違います。
個人的に、気づいた点は、住宅ローンやクレジットカードなど。
最初は適当にしか入力していなかったのですが、住宅ローンを借りていることと、クレジットカードにブラックカードを所有していることを記入したら、点数が100点近く上がりました。
特に住宅ローン。
金融機関から見て、他者が厳しくチェックした結果、何千万という融資を行うに至ったわけですから、その信用力は絶大です。
点数がほとんど変わらない質問もある
趣味などの質問項目は、実際はあまり大きくスコアが上がる印象はありませんでした。
なので、点数に関係ない質問もいくつかはあると思います。
とはいえ、質問には全部答える方がいいでしょう。
なぜなら、印象が悪いからです。スコア算出はAIが実施しますが、完全に審査から借り入れまでがロボットということはありません。
必ず審査内容を人がチェックしています。
これはどこの金融機関でも同じですし、実際にこのJ.Scoreの人とやりとりをしたので、人が必ず介在しているという点は間違いないと思います。
よって、人が審査している分、印象も影響する可能性がありますので、点数が上がる、上がらないに関わらず、全ての質問にはしっかりと答えるべきでしょう。
少し考察ですが、スコアが変わらないのに質問が設けられている理由は、データ蓄積が目的だと考えられます。
データアナリティクスですね。
要するに、「タバコを吸う人は延滞しがち」とか、「キャッシュレス決済が苦手な人は年収が低く、返済能力も乏しい」などなど。
いずれは、こういったデータの蓄積によって、タバコや趣味の内容でも少しずつ金利や借り入れの条件を変えてくるものと考えられます。
すでに「こういう質問にいい加減に答える人は、信用が低い」というデータが蓄積されていてもおかしくありません。
最近は、「メールが未読件数が多いと、延滞率が高い」なんていうデータもあるようですよ。
こういう生活の一つ一つが、延滞や資金管理力などと相関性があるということは、ある程度信憑性もあると思います。
情報連携するとスコアアップ

- みずほ銀行
- ソフトバンク・Ymobile
- Yahoo!Japan
これらをIDなどを連携することで、AIスコア・レンディングの金利が、それぞれ年0.1%下がります。
3つ全てと情報連携すれば、AIスコア・レンディングで適用される金利が、最大で年0.3%下げられます。
みずほ銀行の口座を持っていなかったり、ソフトバンクユーザーじゃない場合は仕方ないですが、Yahoo!JapanのIDくらいはすぐに作れますので、アカウント開設してから借り入れに進んでもいいですよね。
7.まとめ
J.Score(ジェイスコア)のAIスコアと、AIスコアレンディングについてご紹介、レビューしました。
特徴は、以下。
J.Score(ジェイスコア)の特徴
- 150もの質問に答えると、個人の信用スコアが出る
- スコアに基づいて借り入れの金利や金額が決まる
- 全てスマホだけで借り入れが可能
- 金利が圧倒的に安い
特に、金利が安いというのは、単純に金融サービスとして競争力があります。
スマホだけで出来るなどの手軽さもいいですね。
現状、他社にはない特徴を備えていますので、一度スコアの算出だけでも実施するといいですよ。
終わり