〜Written by Buruburu〜

お金のはなしOnline

Money

【住宅ローン】元金均等と元利均等はどちらがお得なのか。仕組みの違いから解説します

更新日:

疑問
住宅ローンの返済で、元利金等と元金均等を選ばないといけないけど、どう違うんだろう?

どちらを選べばお得なのかも気になるな

住宅ローンを借りる人が必ずぶち当たる、この疑問にお答えします。

 

ぶるぶると言います。金融業界で業界全体を見るような仕事に長く携わりながら、傍らでお金や節約、お得情報を発信する当サイトを頑張って運営中です。

 

住宅ローンの商品性は、保険や投資信託などの金融商品に比べると、非常にシンプルです。

とは言え、「元金均等や元利均等」など、ちょくちょく分からない単語が登場します。

 

今回は、この「元金均等や元利均等」に絞って解説します。

解説すること

  • 2つの違い
  • どちらがお得か

 

どうぞご覧ください。

 

 

1.住宅ローンのシミュレーション

住宅ローンは、各銀行などのサイトで、簡単に返済額などのシミュレーションが可能です。

シミュレーションに絶対に必要な情報はたった4つ。

  • 借り入れ希望金額
  • 年数
  • 金利
  • 元金均等か元利均等

どんなにシンプルな住宅ローンでも、最低この4つは入力が必要です。

 

借り入れ希望金額、年数、金利はある程度分かるかと思いますが、「元金均等か元利均等」についても選択しないとシミュレーションが先に進みませんよね。

 

よく分からないので、適当に選択してシミュレーション。

たまに、両方やってみる好奇心旺盛な方もいらっしゃるかもしれませんが、数字があまり変わらないため、「まあいいや」と忘れ去ってしまうでしょう。

 

この認識はすごく正しくて、実際どちらを選んでも、月々の返済額はそこまで変わりません。

 

ただし、住宅ローンは35年など長期で組むことが多いため、実はどちらを選ぶかによって数十万円は変わってきます

 

両者とも、メリットデメリットありますので知っておくに越したことはありません。

 

 

2.元利金等と元金均等の違い

 

例えば3,000万円のローンを借りるとしたら、この3,000万円を元金と言います。

月々の返済というのは、2つで構成されます。

  1. 元金を分割したもの
  2. 金利

 

毎月支払わなければならないのは、借りた額そのものを分割した金額に加え、発生している金利分なんですね。

 

元金均等とは、この元金を35年間均等に返済するスタイル。

金利は、残高が多ければそれだけたくさんかかるし、少なければ金利も少ないので、このスタイルは返済が進めば進むほど金利支払いが少なくなります

 

 

一方の元利均等返済

これは、「金と息(金利)」を合わせたものが均等だということです。

よって、両方を足した合計額は、毎月同じになるんです(金利の変動がない場合)。

 

まとめますと、

元金均等

元金を均等に分割して返済。

残高が多い時は金利の支払いが増え、返済が終わりに近づくにつれて金利支払いが減っていく。

よって、最初の返済が一番きつく、あとが楽。

 

元利均等

元金と利息(金利)の合計が均等。

金利の変動がなければ、完済まで月々の負担は同額。

 

 

3.どちらがお得か

 

では、どちらの返済がお得なのかを見てみましょう。

 

最初がきつく後が楽なスタイルか、ずっと同じか

元利均等と元金均等のどちらを選ぶかで、月々の返済額が少し変わります。

 

元利均等は、返済が進めば進むほど、楽になるのでしたね。

一方の元金均等は、ずっと同額の返済です(金利が変わっらなかった場合)。

 

よって、最初がきつく後がラクな方を選ぶか、ずっと均等の支払いがいいのかを選びましょう。

ローンを組む特には年齢も若く年収も低いので、最初がきつい元金均等は避ける人が多いようです。

 

 

返済総額が違う

 

実は、最大のポイントは、金利を合わせた「総支払い額」が違うんです。

 

結論から言えば

どちらが損か

元利均等は、支払い総額が多くなってしまうので、やや損である

なんです。

 

理由は、ちょっと難しいですが、元利均等は元金が減りにくいです。最初に金利分を多めに払うスタイルなので、元金の減りが遅いです。そのため、総額の支払いが多くなってしまいます。

 

実例

数字で見た方が早いと思いますので、実例を示します。

 

仮に1,000万円の住宅ローンを35年で借りた場合です。

 

いかがでしょうか。

左側の元利均等の方が、支払い総額が多いことが分かるかと思います。

イメージで言えば、元金の返済をやや先延ばしにしている面があり、その分総額の支払い総額が多くなってしまうと思ってもいいでしょう。

 

 

 

右側の元金均等は、毎月の返済額が変化します。

最初が多く、後がラクです。

 

正直、最初の返済額がどうしても高く見えてしまうため、これが嫌で元利均等を選ぶ方が多いです。

でもトータルで見ると、こちらの元金均等の方が支払い総額が少なくお得であることが分かるかと思います。

 

 

グラフでも載せておきます。

2つの返済が、もともとの元金である1,000万円から、何倍になってしまうかを示しました。

 

青い線が元利均等です。上にあるので、支払い総額が多くなってしまっているということ。

その意味で、元利均等は損です。

 

 

4.結論

 

結論ですが、

選び方

最初の返済額を抑えたいなら、元利均等。

支払い総額を抑えたいなら、元金均等。

 

 

総額だけに着目すれば、元金均等の一択です。

しかし、年収は将来それよりもずっと大きく変化しますから、資金繰りを含めて考えて元利均等を選ぶのもいい選択だと思います。

ご自身のライフプランに合わせた賢い選択をしてくださいね。

 

終わり

 

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ぶるぶる

金融やお金、ポイントやお得な情報を発信しています。 金融庁勤務の経験があり、現在は外資系企業に勤務しながら、金融やお金について日々研究しています。 お金に対する若者の不安を取り除き、日本を活性化させることが目標です。 ぶるぶると言う名前は、単に青色(ブルー)が好きだから。

-Money
-

Copyright© お金のはなしOnline , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.