デスクワークで腰痛に悩んでいる方に向けて、腰痛改善に効果のあった3つの方法をご紹介します。
ぶるぶると言います。
デスクワーカーです。営業や外回りでもないので、毎日10~15時間くらいデスクにへばりついています。
多分軽度とは言えないくらいの腰痛持ちでして、30代に入ったばかりでぎっくり腰にもなりました。ぎっくり腰は痛みがとてつもなく激しいので、通院したり、整体にも通ったりしました。
個人的にはこの年齢で腰痛持ちはかなり重度な方なのではと思っているのですが、そんな僕が、あまりお金をかけずに、痛み軽減にかなり効果のあった対策についてご紹介します。
目次(好きな章に飛べます)
デスクワークで腰痛に悩んでいる方に向けて、腰痛改善に効果のあった3つの方法

日本人の多くの人はデスクワーカーなのではと思いますが、一日に長時間座っていると、多かれ少なかれどこかに異常が出てくるのは共感いただけるのではないでしょうか。
腰痛や頭痛、肩こりなど。
僕は肩こりはほとんど感じないタイプなのですが、頭痛と腰痛はひどいです。とくに腰痛は「まだ若いのに...」と個人的にも大変ショック。
一日に10~15時間くらいはデスクワークで、トイレ以外はあまり席を立たない生活です。基本的にずっとPCで作業しています。
4~5年前から次第に腰の痛みに悩まされるようになっています。
ぎっくり腰はある日突然なりました。
その痛さは文字では書けないほどに深刻で、脳天を突き抜けるような激痛がいきなり襲ってきます。マトモに立つことも歩くことも難しく、振動が腰に伝わるので息もしたくないんです。
座っても立ってても、横になってても辛いのです。
重い物を持ち上げたからとか、何か作業をしている時にグキっといったわけでもなく、自分でも何がきっかけかも分かりませんが、日々のデスクワークの中で腰に無理をさせていたことが引き金となったのでしょうか。
これまでにぎっくり腰は3回なっています。ぎっくり腰はクセになると言われますが、確かに痛みが治まっても、不定期に再発します。
ただ、一回目のぎっくり腰の体験からも「腰の健康」をよく考えるようになりまして、少しずつ対策を取ってきました。
その成果もあり、腰痛自体や2、3回目のぎっくり腰の際には、痛みはかなり和らいでいると感じています。
完全にゼロになったわけではないですが、3つのグッズを取り入れたことで腰痛の改善が見られたので、ご紹介します。
ちなみに、腰痛に加えて頭痛もけっこう改善しました。
対処方法①:骨盤サポートチェア(MTG Style Athlete)
デスクワークの際に「姿勢を正さねば」と感じたので、背筋をピンと伸ばし、正しくきれいな姿勢で仕事をしようと決めました。
しかし、これまで姿勢が崩れていた人間がいきなり背筋を伸ばして作業をしようにも、なかなかその姿勢をキープできないんですね。綺麗な姿勢が無理をしているような感じで、キープするのが逆に疲れるというか。
意識せず、違和感なくきれいな姿勢をキープするにはどうしたらいいのか。
整体にも色々行きましたが、行きついた先は、「骨盤サポートチェア」でした。
僕が使用しているのは
【MTG正規品】スタイルアスリート Style Athlete ソリッドブラック BS‐AT2006F‐N
というものです。

MTGスタイルアスリートの使い方
使い方は、シンプル。オフィスの椅子の上に乗せるだけでよく、その上に座るだけです。
このサポートチェアに座っていると「骨盤を立てて座る」ということがよく分かります。骨盤を立てて、背筋を伸ばすことを意識しやすいんです。
もちろん、サポートチェアがあってもダラっと悪い姿勢で座ることも無理ではありません。
でも、やはり正しい姿勢で座らないと、変な部分が腰や背中にあたり、あまり快適じゃないです。
「強制的に姿勢を正してくれる」というほどではないですが、常に意識させられるので、それだけで正しい姿勢を取っている時間は劇的に伸びていると思います。
ちょっとイカつく、「こんなものオフィスに持ち込むのはなあ...」と最初はためらいもありましたが、意外に周りの人は気付いていませんでした。
それに、改めて注意してみてみると、自分のオフィスの目の前のおじさんが、
別の種類ですがサポートチェアを使っていたことを、その時に初めて認識したのです。
しかもピンク!
他人のことって意外に見てないんだなあと実感。よって外観はあまり気にする必要はないかなと思います。
MTGスタイルアスリートの効果
腰痛改善の効果については、確かに最初は「本当にこれで改善する?」と懐疑心はありました。
しかし、結論は「腰痛は改善した」と思っています。
僕は腰が痛むとき、右側の臀部も痛くなることが多かったのですが、これらの痛みがサポートチェアの使用後に消えました。
その後転職を挟んで職場が変わったため、最初は新しい職場でサポートチェアを使用していなかったのですが、しばらくして腰痛と右側の臀部の痛みが再発。
急いでサポートチェアを設置したら、いつの間にか痛みは消えていました。
この時に、サポートチェアは間違いなく腰痛に効果があることを実感し、買ってよかったと心から思いました。
対処方法②:腰枕
デスクワークが腰に負担をかけているのは間違いないと思ってはいましたが、実は睡眠中にも腰にダメージが及んでいるのではと薄々感じていました。
朝起きた時に腰痛を感じることが割とあるなあと思っていたからです。
色々と原因を考えてみました。
柔らかいベットに数年前に変えたのですが、「柔らかいと寝ている間に腰が沈んでダメージになっているんじゃないのか?」と仮説を立てました。

ネットで調べたりしていると、同じような書き込みや記事がいくつか見つかったので、そういうケースもあるんだろうなと疑念が確信に変わっていきました。
が、ベットを硬いものに買い替えるのは現実的でないし、せっかく高い値段のベッドを再度買い換えるなんて、そういう気分にもなりませんでした。
そこで、腰が沈まなければいいのだと考え、腰枕に行き着いたのです。
同じ悩みの方が世の中に多いのでしょうか、腰枕というグッズは結構楽天市場でも売っています。
僕が購入したのはこちら。
腰枕 QUETA

寝返りをうっても大丈夫なように横幅がそこそこあるもの、それから腰に負担にならないように柔らかそうなものであることがチョイスしたポイントです。
腰枕 QUETAの効果
腰枕は、あまり高さはないのですが、これを腰の下に入れるだけで、腰の沈みがかなり抑えられます。
寝ている間に邪魔になったり、過度に体がそって苦しかったりすることもありません。
腰痛への効果はテキメンでした。ベットから起きた時の違和感がだいぶ無くなったんです。
やはり「柔らかいベットだと腰が沈み、ダメージになる」という予想は当たりました。
腰枕によって腰が支えられているので、寝ている間に腰が曲がることがなくなり、身体のラインをまっすぐに保つことが出来るようになったのだと思います。
マッサージ性があったほうがいいのかなと考え、最初はある程度硬くて高さのあるものを選ぼうかとも考えました。
しかし、「寝ている間に違和感なし」が、使い続ける上で一番いいと思います。よって、柔らかく、そこまで高さのないもの、という条件がぴったりだと思います。
対処方法③:PCスタンド
転職や転勤を繰り返していると、職場で使うPCも様々です。デスクトップPCを使うこともあれば、小さなノートPCで仕事をすることもあります。
そんな中、腰痛の元となる「悪い姿勢」は、個人的にはノートPCを使用しているときが多いなと感じていました。
僕はノートPCを使う時は、目線よりも低い位置にある画面をのぞき込むような姿勢になりやすいですが、これが、腰にも負担になりますし、クビにも負担をかけていました。
職場ではさすがに「デスクトップにしてくれ」とわがままをいうわけにもいかないので、ノートPCをデスクトップっぽく使う方法を考えました。
それは、PCスタンドを利用すること。
馴染みがなくイメージが湧かない方もいるかと思いますが、僕はアマゾンで
以下のものを買いました。
Spindo ノートPC スタンド
あまりに職場すぎて実際の写真を掲載できないですが、ノートPCをスタンドにおいて、画面を目の高さにしています。
そうするとノートPCのキーボードが使えなくなるので、外付けでキーボードを購入し、USBで繋いでいるという感じです。

Spindo ノートPC スタンドの効果
画面が目線にあるだけで、姿勢は随分変わります。
実際にこのスタイルにしてから、前傾姿勢じゃなくなりましたし、腰だけでなく、クビの負担も減ったことで頭痛がかなり改善しました。
一見するとおおがかりな設備で戸惑いもあるかと思いますが、最近はオフィス環境を自分でカスタマイズする人が増えているので、PCスタンドを使用している人は意外に多いですよ。
結構見た目も自然なので、意外に周りも気付いていなかったりします。僕も、PCスタンドに変えて、一週間しても特に何も触れられず、自分から変えたことを周りに話すと、そこでようやく「ああ、そうなの?」という感じです。
なお、すでにデスクトップの方は、画面の高さを変えるだけで、姿勢は変わると思いますので、是非お試しください。
デスクワークによる腰痛対策まとめ
デスクワークで腰痛に悩んでいる方に向け、3つの対処法をご紹介しました。
- サポートチェア
- 腰枕
- PCスタンド
サポートチェア
腰枕
PCスタンド
腰枕は、直接デスクワークと関係があるわけではないですが、腰痛全般の対処法ということで、掲載させて頂きました。
今でも腰痛がゼロではないですが、姿勢がよくなることで、ある程度は軽減したと思います。
痛み止めなどはその場の痛みが緩和されますが、根本原因の解決にはなりません。一方で姿勢を正していくことは、根本原因を取り除く方向なので、中長期的に見れば今後も改善が続いていくのではと期待しています。
一時的な痛み止めにお金を費やすくらいなら、根本原因を解消する方向に投資すべきかと思います。
意外に効果もすぐ現れるので、是非ご検討ください。
おわり