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貧乏人はもっと貧乏に?資産がないと銀行口座を持つのも大変な時代になります

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お金や資産がないと、もっと貧乏になるような時代が来ます。資産がないと金融サービスが受けられなくなり、銀行口座を持つだけでも大変な時代になろうとしています。

なぜでしょうか。

どうしたらいいでしょうか。

 

 

ぶるぶると言います。

金融業界に長く勤めており、お金や金融、節約などに関するお役立ち情報を発信中。

 

今回のテーマは「貧乏人と金融サービス」です。

お金がない人、資産がない人は金融機関から相手にされなくなり、銀行口座を持っておくことも大変な時代になりつつあります。

格差が広がった時に、負け組に転落しないためにも、出来ることを今からやりましょう。

 

今、日本や世界の金融サービスにおいて起きていることをご紹介します。

どうぞご覧ください。

 

 

1.貧乏人はより貧乏に?「資産がないと銀行口座を持つのも大変な時代」

 

貧乏人という言い方はあまり良い言葉ではありませんが、とにかく資産やお金がない人は、今後金融サービスを受けられなくなっていきます

 

銀行にしろ証券会社にしろ、最近は客の選別が始まっているのをご存知でしょうか。

 

選別については、金融機関から見て、その人が「儲かる客か」「コストを上回るメリットがあるのか」が焦点となります。

 

もし「金融機関から見てメリットなし」と思われれば、取引を維持するために僕たちが手数料を払わなければならなくなります

例えば、銀行であれば口座を持っておくために手数料を払わないといけません。証券であれば、多額の運用をしないとアドバイスを受けることが出来なくなります。

 

「大手の金融機関はそうかもしれないけど、最近はフィンテックとかIT企業が出てきているし、大丈夫でしょ」

とお思いかもしれません。

 

しかし、それは違います。

基本的にはフィンテックも含めて全ての金融サービスにおいて同じ流れの中にあるのです。

 

 

2.金融業界を襲うマネロン規制

 

マネーロンダリングというものがあります。

暴力団や犯罪組織、麻薬や違法薬物、テロなど、反社会的組織に関するお金を、金融機関の色んな口座を転々として、出元や資金の流れを分からなくする方法です。

 

犯罪組織やテロなどを撲滅するためには、資金源を断つことが第一です。兵接攻めという感じでしょうか。

金融機関はずいぶん前から、こういったマネーロンダリングに厳しい目を向けて、反社会的勢力の口座開設を断るとか、資金の動きをモニタリングするような対応を取ってきました。

 

完全に防げているかと言えばそうではないのですが、暴力団関係者などの住所や氏名など、個人情報などは金融機関で共有したりなど、現在はかなり情報が積されています。

世界的にも、北朝鮮やイランなどの国への送金はかなり厳しくチェックされますし、

こういったテロへの脅威に対抗するために、色んな国が協力して「お金の流れを止める」対応を行っているところです。

 

さて、マネロンを防止することをAML(アンチマネーロンダリング)と言ったりしますが、このAMLの検査が日本にまもなくやってくることはあまり知られていません。

 

FATFという国際的な機関があるのですが、実は2019年は日本が検査を受ける年なのです。

まさに金融庁と金融機関は全力を挙げて、このテストに臨む準備をしているわけです。

大手銀行のみならず、地銀、証券、保険業界も対象となりますし、ネット証券や仮想通貨業者も同じです。

 

 

3.口座管理にかかる膨大な費用

 

FATF試験対策のため、各金融機関は自分の顧客の口座情報を洗いざらいチェックしています。

最近、よく金融機関から手紙やメールなど来ていませんか?特に個人情報をしっかりと更新するように求められているはずです。(返送してあげてくださいね)

 

実はこれ、全てFATFのテスト対策なのです。

「顧客の管理」に対して膨大なコストがかかります。口座一つ一つに、かなりの労力と手間をかけて情報をブラッシュアップしているんです。

それが、犯罪組織にお金が渡らないようにするために、世界的に必要なこと

 

試験前だから、というわけではありません。

FATFの試験はかなり厳しいと言われており、日本の金融機関は口座や資金の流れのチェックに、試験後であっても、いや試験後はさらにこれまで以上に本腰を入れて取り組んでいかざるを得なくなります。

 

一説によれば、口座一つ当たり、管理費用は1万円ほどかかるようになるとか。

これは、預金残高が10円しかない口座でもほぼ同じと言われます。

 

要するに、金融サービスを行う上で、口座があるだけで金融機関は費用がかかってしまうのです。

 

この費用をペイするため、金融機関はどうするでしょうか。

 

それは、「もうかる客だけに絞る」でしょう。

営利企業なので、厳しいのです。

 

 

4.客の選別

 

口座があるだけでコストがかかるので、金融機関にとってみれば、ある程度はメリットのある客でないと、相手にしなくなっていくでしょう。

 

「でしょう」と言いましたが、予想ではなくすでに始まっている流れです。儲かる見込みの薄い小客から、口座管理のための手数料を取っているのです。

 

小口客は、口座を持つためにお金を払わなければならない

 

こういうことが外国の金融機関ではもう始まっています。

スイスの大手金融大手クレディ・スイスはすでに口座維持手数料を設定してますし、UBSは11月から設定することが決まっています。

 

日本では、りそな銀行が、あってもうれしくない「休眠口座」を処理することから開始しました。

資金の動きがない口座から、手数料を取っています。払う手数料がなければ、即時解約です。

 

証券業界でも、同じように選別は始まっています。

もちろんマネロンに対する費用がきついこともそうですし、そもそも運用の少ない小口顧客への相談やアドバイスは難しいということで、富裕層への特化が進んでいます。

お金をたくさん運用してくれる客しか、口座開設もしないし取引もしないよ」ということですね(証券会社と取引をすれば資産が増えるかといえば別ですが)。

 

海外では、例えば1億円持っていないと口座開設すらできないような証券会社もあります。

お金がないと運用すらできない

 

残念ですが、こういう世の中がもう来ています。

世の中が変わっていく中、ぼくはどうすればいいのでしょうか。

 

 

5.格差を乗り切るために

 

ご紹介したようにお金がなければ、金融サービスを受けるハードルが上がったり、最悪受けられないケースも出てきます。

 

では、サービスを受けられない側に回らないために、出来ることはなんでしょうか。

 

それは、やはり早いうちから自分の資産形成に注意深く取り組んでいくこと。

これしかありません。

 

転職して年収を上げる。

資格の勉強をする。

 

即効性のあるものとしては副業を試してみるのもいいでしょう。ブログを書くでもいいし、ポイントサイトで稼ぐのでもいいです。

クラウドラークスを試してみるものいいですね。

元手があるなら不動産投資もいいでしょう。

 

とにかく無駄な時間を過ごさないこと。

この瞬間に出来ることはたくさんあり、それらはお金に変わります。

 

くだらないゴシップ記事やyoutuインスタに時間を取られるくらいなら、その時間を自分の将来のために使うべき。

 

そもそも、youtubeを見ている人は、この瞬間にyoutuber投稿者にお金が入っているという世の中の仕組みに早く気づくべきでしょう。

youtuberは賢いですよ。

 

 

おわり

 

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ぶるぶる

金融やお金、ポイントやお得な情報を発信しています。 金融庁勤務の経験があり、現在は外資系企業に勤務しながら、金融やお金について日々研究しています。 お金に対する若者の不安を取り除き、日本を活性化させることが目標です。 ぶるぶると言う名前は、単に青色(ブルー)が好きだから。

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