銀行員が今よりも年収を増やす方法を解説します。元銀行員として実体験に基づいたものです。
ぶるぶると言います。今も金融業界で働いており、お金や資産形成について幅広く情報発信をしております。
金融庁が発表した「老後2,000万円不足問題」でも話題になりましたが、人生100年時代にどうやって老後を乗り切るのかは、若い世代から真剣に考えていく必要があります。
誰も僕らの老人ライフを担保してくれないのです。
老後が危ないのは銀行員でも同じ。
年収は高いですが、出向もありますしね。
出来るだけ生涯年収をアップさせるため、「銀行員が年収アップする方法」というテーマで解説いたします。
どうぞご覧ください。
目次(好きな章に飛べます)
銀行員が年収を増やす2つの方法
銀行員が年収をアップさせる方法は2つあると思っています。
銀行員年収アップの方法
- 副業をする
- 年収が高い会社に転職する

正直、当たり前のことしか挙げていないと感じられたと思います。別に銀行員でなくても当てはまる回答ですよね。
ただ、元銀行員として、今でも金融業界に在籍している身として、実際にやってみた体験談から分かったことを含めて解説していくので、もう少し見ていただければと思います。
方法①:副業をしてみる
収入を僅かでも増やそうと思えば、副業をするという手があります。

と画面を閉じそうになった方が大半だと思いますが、ちょっとお待ちください~
みずほ銀行では、一部に限って副業が解禁されました。本業に支障がない範囲で、かつ雇用契約が発生しないことを条件に副業が限定的に解禁されたようです。
多くの銀行では、公には副業は禁止されているとは思いますが、他の銀行でも、ほかの業種でも今後少しずつ副業許可が浸透していく流れになっていくのかなとも思います。
副業は、一昔前に比べて、じつはグッと身近な存在になっていますよ!
銀行員にできること

と疑問を持たれると思います。
実は銀行員は副業には抜群に向いています。
僕自身も銀行出身者として副業をしていますが、実は副業って知識がないと難しいんですよね。
知識といっても、「副業の知識」というものではなくて、ざっくり言えば「何かの専門性」または「特殊な経験」です。
活きてくるのが金融知識。銀行員は金融やお金、ローン、資産運用、税金などについて、多分普通の人に比べてめちゃくちゃ詳しいです。
もちろん副業として、「引っ越しやUbereatsのアルバイトをして稼ごう!」ということであれば専門知識なんて必要ないです。
が、いつも激務な銀行員。
土日にバイトなんて、まあやってられないですよね。
そうではなくて、銀行で身に付けた専門性や知識、経験を売りにするのです。
例えば、僕はサイトの運営をしています。このブログもそのうちの一つです。
金融、投資に関する知識を、ちょっと纏めたり、文章に落としてみませんか。その貴重な情報を発信するだけで、「なるほど助かった!」という人がいます。
売れ筋の投資信託であったり、住宅ローンの選び方とかいいですね。
金融知識でなくてもオッケーです。転職歴がある方は、その経験はすごくウケますよ。
サイトに人が集まれば、広告収入が入ります。まあ、いきなりがっぽり稼げるというウマい話ではないですけど、ウェブの勉強にもなりますし、ちょっと社会貢献している気持ちにもなったり。
サイト・ブログの運営はほんの一例です。以下の記事には「銀行員が出来る副業」をテーマに、12個の副業をご紹介しています。
知識はお金になります。
使えるものをフル活用する視点も大事です。
副業は会社にバレる?

と心配の方も多いです。
バンカーたるもの、リスク管理は重要ですよね。よく分かります。
ただ、実際はそうバレるものではないです。
副業の収入があれば確定申告の必要があります。(副業の所得から経費を除いた金額が20万円を超えた場合に必要)
給与の収入に副業の収入が加わると、翌年の住民税が上がるのですが、住民税は会社給与から天引きされ、会社が払います。
会社側は役所から届いた特別徴収税額通知書というものを見て、
「あれ、この人住民税多いな。あれ、別に収入あるじゃん」
と気づかれます。
ただし、バレない方法もありまして、確定申告をする際に「給与から天引き」ではなくて、「自分で納付する」方法を選択すると大丈夫。給与からの天引きである特別徴収に対して、自分で払う方法を普通徴収といいますが、普通徴収を選択すれば会社にバレることは(税の面からは)ありません。
一例:サイト・ブログ運営について
そもそも、「初月からいきなり10万円稼げてどうしよう(^o^)」とうれしい悲鳴を上げることはないんじゃないかと思います。
「すぐに儲かる」はだいたいウソ。
例えばサイト運営なんて10万円はおろか、最初は3,000円だって稼げないですよ。
ただ、長く運営していけば永久にサイトが残りますし、半永久的に広告収入を稼ぎ続けてくれるようにもなります半永久的に広告収入を稼ぎ続けてくれるようにもなります。
まずはサイトを作ってみましょう。
「文系でもサイトの構築ができるんですよ」ということで、以下の記事でも詳しく解説しています。
また、サイトの登録、開設から書き始めるまで、すべてのフローを詳細に画像付きで解説しているページも用意しています。
マニュアル①〜④まであり、以下の記事が①です。
営業職やRMで「いつも外訪しているんで、パソコン音痴なんですよね」という方の視点で書いています。
僕もそうでしたからね。。。
方法②:年収が高い企業に転職する
年収を上げる方法としては、(かなり当たり前で恐縮ですが)年収アップを狙った転職をすることです。
転職も副業と同じく、いや副業以上に身近な存在になりました。
僕も10年近く勤めた某メガバンクから転職を経験しています。転職経験者だから言うわけではなく、実際に転職者数も右肩上がりに増え続けています。
しかし、問題があります。
銀行員が転職しようとする際にぶち当たるのが、「給料が上がる会社が多くない」という壁。
銀行は一般的に結構高給です。
メガバンクであれば特に。今よりも給料が上がる会社があまり多くないのです。メガバンク在籍7年目くらいで年収1,000万円は超えていたように思います。
そこで、外資系企業に転職してみましょう。

すでに日々の激務に耐えている銀行員にとっては、給与が上がるとは言え、これ以上のハードワークを受けいれる余裕はないかもしれません。少なくともちょっと二の足を踏みますよね。
しかし、意外にも外資系企業は全て激務かと言えばそうでもないです。
外資系企業は意外にラク
銀行員が年収を上げるなら外資系への転職がおすすめ。
僕は外資系企業に在籍しています。激務かと恐れていたのですが、むしろラクになりました。
色んな面で日系大企業の方が激務ですよ。
激務の定義は様々だと思いますが、勤務時間はそこそこ短くなりました。
22時23時まで働いていた銀行時代。でも今は19時20時くらいには帰路についています。
外資には、日系企業に充満している「帰りにくい雰囲気」もありません。
付き合いの飲み会はある種のサービス労働のようなもの。
外資系企業も飲み会はありますし、ゼロとは言いませんが、日系と比べると圧倒的に少ないです。
外資系企業は、全体的にマイペースでオッケーな雰囲気で満ちています。
それぞれの方が自分の時間を大切にしていますし、「他人の時間を拘束するのは良くないことだよね」と皆が感じているように思います。たぶんマイペースじゃない人でも入社するとマイペースに変わるんじゃないかな。
というより、その行為が大して自分勝手ではないことに気付くんだと思います。
もちろん、中には死ぬくらい激務な会社もあるとは思います。
しかし、給料は上がってもそこまでハードワークではない外資系企業はたくさんあるということです。
外資=激務
のイメージだけで選択肢から除くのはもったいないのです。
外資系でマイペースに働きつつ副業をしよう
僕は複数回転職していますが、外資系企業への転職をしてからは仕事もラクになりましたし、時間的にも精神的にも余裕が生まれ、色んなことに手を出せるようになったと感じています。
マイペースにさっさと仕事を終えて、それからカフェで勉強したり。家で本を読んだり、たまにゲームで課金したり。
そして副業にも充てられると思いませんか。
僕は空いた時間を利用して副業としてサイトの更新をするようにしていますし、それをやっても時間は余ります。
転職して気付いたことですが、日系企業で付き合い残業や無駄な飲み会をしている間に、もっと給料はもらいつつ、勉強したり、副業したりできている人が世の中に一定数いるということです。
銀行員時代の飲み会は、それはそれで色んなことを教わりましたし、残業で死ぬ気で資料を間に合わせた時に学んだスキルはかけがえのないものだとは思います。
全否定はしないです。
ただ、もっと純粋に、自分のために自分の時間を使ってもいいですよね。外資系なら、それが可能です。
銀行員の転職なら
バンカーと言えば、世の中でもかなりの高年収です。ステータスも高いですので、転職先もそれなりの先。
外資ならなおさらよく選ぶべきです。
ハイキャリアにはハイキャリアの転職エージェントが必須です。
JACリクルートメントというエージェントは、外資系企業にも強いハイキャリア専門の会社です。
僕はそこを利用しました。
ビズリーチと併用して転職を検討するのがおすすめです。
銀行員が年収を上げる方法まとめ
銀行出身者として、年収を上げる2つの方法を述べました。
副業をしましょう。
貴重な知識を、もっと活用すべきです。
可能なら外資系企業への転職もしてみてください。時間も確保できますので、副業ももっと実施しやすいですよ。
年収も上がり、かつ自分の時間も確保できる企業はたくさんあります。
年金制度は崩壊するとも言われていますし、それはそれで言いすぎな面もあるとは思いますが、受給額が減るのは割と現実的な未来。
資産形成は自分でやらなければならない時代で、それはもう銀行員でも同じです。
しかし銀行員には金融知識というアドバンテージがあります。そういった武器をできるだけ有効に活用し、確固たる資産を築いていきましょう。
終わり